第1章:新たなケイパビリティを大規模に構築
EYのクライアントのトランスフォーメーションを支援
新型コロナウイルス感染症後の世界では、全ての企業が成長と回復力(レジリエンス)を取り戻すために変革と体制の立て直しを迫られるでしょう。
EYは、世界をリードするトランスフォーメーションコンサルタントを目指しています。EYの戦略コンサルティングチームであるEYパルテノンは世界第5位のコンサルティングプロバイダーであり、 連結収益 は20億米ドルを上回ります。戦略的ビジョンの構築から実行まで一貫したサポートの提供に向け、EYは今後もコンサルティングチームの成長に注力していきます。
さらにEYの多くのサービスでは、マネージドサービス を通じた重要機能の運用支援が可能です。全ては、クライアントにエンドツーエンドのサービスとソリューションを提供するというEYのコミットメントを基盤としています。
このように、戦略から実行、運用までを1つの組織内で統合できることは、ユニークで説得力のある提案であり、トランスフォーメーションの期間を通じてクライアントに継続性と信頼性を提供できます。
また今年は、新たに EY Private を立ち上げました。これは、プライベートビジネスのリーダーや起業家、そしてプライベートキャピタルの供給源に対し、いっそう優れたサービスを提供するための新たなアプローチです。
非公開企業特有の課題に詳しい世界中のアドバイザーを通じて、EYが組織として有する広範で深い経験の全てを結集すると同時に、世界的に成功した起業家に助言を行い、プライベートエクイティやファミリーエンタープライズ、IPOを目指す企業に対応してきたEYに蓄積されたナレッジを活用するのが、EY Privateです。
第2章: 世界トップクラスのテクノロジーサービスを実現
最高のテクノロジーを結集
EYは、世界をリードするトランスフォーメーションコンサルタントを目指しています。今日のあらゆるトランスフォーメーションには重要なテクノロジー要素が伴うため、EYは、世界トップクラスのテクノロジー・コンサルティング・サービスを開始しました。
これは、EYのアライアンス・エコシステム、そしてEYの社内全ての機能から最高のテクノロジーを結集し、世界中で連携・統合されたサービスを通じて、クライアントのトランスフォーメーション計画をサポートするものです。
EYはすでに画期的なブロックチェーンプロジェクトを実行しており、テクノロジー業界の分析を専門とする米国HFSリサーチ社が毎年発行する調査レポート「Top 10 Enterprise Blockchain Services」(PDF、英語版のみ)において、BIG4の中で最高の評価を得ました。EYはまた、リスク、サイバー、デジタル、イノベーション分野などのアナリストからも高い評価を得ています。
世界最大規模のビジネスデータを収集するEYは、AIを利用したデータ分析も行っています。グローバル・データアナリティクス・プラトッフォームである EY Helix は過去1年間に150カ国、5万8,000件超の監査契約において、5,800億行を超えるクライアントの仕訳データを分析しています。
EYはこれまでも、物事をより良く、より迅速に進めるためのテクノロジー活用を推進してきました。2年間で10億米ドルを費やしたクライアント対応テクノロジーへの投資プログラムから得た成果を活用し、急速に変化する今日の環境の中で、テクノロジーを利用したまったく新しいサービスをクライアントに提供しています。
アナリストリレーションズ(AR)
EYのこうした取り組みは、アナリストによる独立性のある評価で多数認められています。例えば本年のIDC MarketScapは、 「IDC MarketScape: Worldwide Cloud Professional Services 2020 Vendor Assessment」(PDF、英語版のみ)においてEYをリーダー企業に選出しました(doc #US45439120、2020年4月)。
アナリストによるEYの評価について、詳しくは評価の一覧(英語版のみ)をご覧ください。
第3章: マネージドサービスで実現するトランスフォーメーション
中核業務の再定義
EYのクライアントがビジネスの変革を進める中で直面する課題の1つに、中核ではないものの取締役会では重視される機能の運営の効率性と有効性の向上があります。
こうした需要に応えるため、EYでは EYマネージドサービス の規模を拡大しています。
EYマネージドサービスでは、税務や財務、リスク、コンプライアンスなどの中核的な専門分野の知識と革新的テクノロジーを組み合わせて、クライアントの取締役会が重視する非中核機能を、効率的かつ効果的に運営します。EYの人材、テクノロジー、プロセスの活用は企業に自由と自信をもたらし、これによって企業は時間と労力をビジネスの成長や、市場での競争に集中させることができます。
第4章: エコシステムの一員として活動
多様なスキルを集めて価値を創出
今日、ビジネスの世界は非常に複雑で変化のペースも速く、1つの組織がクライアントの問題全てに最適なソリューションを提供することは不可能です。そのため、EYはエコシステムの一員として活動しています。エコシステムでは、さまざまな組織が特有のスキルと知識を持ち寄ることで、個別で生み出すよりも大きな価値を創出することができます。
エコシステム の一員であることは、クライアントにより良いソリューションを提供することにつながります。テクノロジーアライアンス、知的財産における連携、サービスデリバリーにおける連携など、30を超えるエコシステムが存在しており、さまざまな分野のプロフェッショナルから成る多様性に富むチームが、クライアント価値の創出を支援しています。
第5章:大規模かつ迅速なイノベーション
大胆な予測からインパクトのあるアイデアまで
クライアントの変化するニーズに適切に応えるためには、EYはかつてない規模とスピードでイノベーションを実現できなければなりません。
EYでは、アプローチの協調性と統合性を確保するためにトランスフォーメーションゾーンを構築しています。ここにさまざまなチームを集結させ、EY全体のイノベーションに向けて結束力のある戦略的目標を促進します。
このトランスフォーメーションゾーンにおいて実行されるプロジェクトのポートフォリオは、将来を見据えた大胆な予測から、迅速に実施でき必要投資が比較的少ない、小規模ながらインパクトのあるアイデアまで、さまざまです。
将来のサービスを大胆に予測すること、そしてEYのエンゲージメントチームで日々生じるイノベーションを捉え、それを再現していくことは、クライアント、そしてEYの成功における基本的な要素です。
第6章: EYのセクター知識への継続的投資
「EY全体」のアプローチを確保する
当然のことながら、クライアントが求めているのは、サービスラインや提携パートナーの枠を超えて結集した人材チームが提供する、セクターに関する深い知識とソリューションです。
特に新しい戦略、テクノロジー、またセクターに関する深い知識が必須とされる専門業務でのクライアントのニーズに対し、EYは セクターに特有のソリューションへの投資を行っています。リーダーの役割を拡大することで、EYが常に「EY全体」(提携関係も含む)でのアプローチをとれるようにするとともに、EYのリーダーがクライアントの長期的価値と成長を実現する投資判断をできるようにしています。
第7章: EYのサービスライン
EYのケイパビリティ
EYは組織全体でクライアントに対応し、会計・監査をはじめ、成長、変革、運用を支援します。
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サマリー
クライアントのための⻑期的価値は、EYが組織全体を挙げて極めて不安定な現在の情勢を乗り越えるための支援を行うことで創出します。