Forensic & Integrity Servicesの支援内容
戦略的ビジョンや日々の業務にインテグリティという価値観を取り入れている企業は、事業を強化して長期的な競争力を維持し、株主に大きな価値を提供できます。
EY Forensic & Integrity Servicesは、幅広い業界経験、特定領域の深い専門知識、人材、テクノロジー、プロセス、ツール、インサイトを提供し、貴社のビジネスにインテグリティカルチャーが浸透するよう支援します。
チーム
EYができること
EYのグローバルチームは5,000⼈以上のフォレンジックおよびテクノロジーのプロフェッショナルで構成され、リーダーたちがビジネス⽬標とリスクのバランスを取り、データを中⼼とする倫理・コンプライアンスプログラムを策定することで、最終的にはインテグリティカルチャーを築けるよう⽀援します。私たちは、最先端のテクノロジー、深い専⾨知識、幅広いグローバルな業界経験がもたらすメリットを提供できるよう努めています。
不正調査・コンプライアンス
不正行為、贈賄、その他の不祥事の疑いが生じた場合や、法執行機関・規制当局からの照会に対し、企業が速やかに対応できるよう、インベスティゲーター、フォレンジック・アカウンタント、コンプライアンスおよびテクノロジーのプロフェッショナルで構成される専任のグローバルチームがサポートします。私たちは最新のフォレンジック・テクノロジーを活用して事実と証拠を速やかに収集し、問題の範囲を把握するとともに、企業が関係するステークホルダーに対処する際に支援します。また、さまざまなデータソースを分析して、それらの関係性、パターン、特異性を明らかにし、訴訟手続きにおいて調査結果を開示することで貴社の顧問弁護士をサポートします。
EYのプロフェッショナルは、貴社や貴社の顧問弁護⼠に協⼒し、リスク評価の改善を図るとともに、貴社に合わせたコンプライアンスプログラムを設計し、インテグリティを組織の中⼼に据えるための⽀援も⾏います。その⽬的は、企業が正直さ、誠実性、透明性を重視する倫理的なビジネス⽂化を形成することです。こうした⽂化は業績を改善させるとともに、企業のブランドを守ります。EYがForensic Data Analytics(FDA)を活⽤して提供する従業員の⾏動パターンに関するインサイトは、組織のビジネスとリスクに合わせカスタマイズしたコンプライアンスプログラムを策定する際に利⽤できます。詳細を表示
請求・紛争
私たちは、複雑な商事紛争で必要とされる計算、分析、戦略の準備に関して貴社や貴社の顧問弁護士をサポートします。私たちは、紛争の原因になりやすい契約やディールの財務的側面について助言することにより、ディールの署名の前に、将来的な問題発生リスクを低減させるためのお手伝いをします。私たちは、仲裁、裁判およびその他の代替的紛争解決手続きにおいて、企業が財務や商業的条件に関する立場を確実に表明できるようにサポートします。私たちは、フォレンジックの分野の優れたコンピテンシー、セクターに関するインサイト、そして多くの紛争解決の場で助言した、幅広い実務経験の積み重ねを結集することにより、紛争の結果に重大な影響を与えるさまざまな専門的事項に関して、確固としていて偏りのない、独立したエキスパートとしての証言と意見を提供します。私たちは、最終的に企業組織が営むビジネスの価値を守り、契約やトランザクションから正当な利益を生み出すためのお手伝いをします。
また、EYの保険請求のプロフェッショナルが、巨大損害の発生後、保険給付請求や政府助成金申請の準備を通じ、企業が金銭的損失を回収できるよう支援します。火災、爆発、洪水、暴風、盗難、サイバー攻撃、さらには数々の壊滅的状況が起きた際、企業は同様に回収可能な金銭的損失を文書化し、それを実際に回収するための戦略策定支援をしばしば必要とします。EYのプロフェッショナルには、企業組織が保険会社に損失補償を請求できるように、また米国では地方自治体や非営利団体が連邦災害救済プログラム(例:連邦緊急事態管理庁(FEMA)、住宅都市開発省(HUD))を通じた復興資金を請求できるようにサポートしてきた長年の実務経験があります。EY Disaster Grant Managementを活用し、開始から完了、ひいては必要に応じて連邦当局による審査まで、申請手続き全体を通じて企業のサポートをしています。詳細を表示
ディスカバリー
個人情報やデジタルデータに関連する法規制への対処がより厳しくなる一方で、デジタル情報は多様性を増し、日々拡散し続けています。法的リスクとコンプライアンスリスクの管理だけでなく、同時にコスト削減も図るためには、eDiscoveryライフサイクル全体を網羅するeDiscoveryソリューションが必要です。インフォメーションガバナンスから事後のデータ消去まで、私たちの高度な技術力、豊富な実務経験、大規模案件に対応できる人員体制・ITインフラが、eDiscovery(電子証拠開示手続)のライフサイクル全体を網羅するサービスの提供を通じて、クライアントの皆さまを支えます。私たちは、注目度の高い複雑な法的対応、規制当局の調査対応、法務調査などに関して豊富な実務経験を有しています。私たちのeDiscovery、インフォメーションガバナンスおよびデジタルフォレンジックのプロフェッショナルが、クライアントの皆さまのeDiscoveryとコンプライアンスのニーズに応え、「5W1H」に関する質問に答えるお手伝いをします。
私たちは、企業の情報資産を守ります。私たちは、企業データの取り扱いに関してグローバルな運用ガイドラインを定めており、EYジェネラルカウンセルのグローバルデータプライバシー・チームの専任者によってサポートされています。EYは、EU一般データ保護規制(GDPR)やその他のデータ保護・プライバシー関連法規を順守するために、拘束的企業準則(BCR:Binding Corporate Rules)を定めました。多くの場合(特にGDPRに基づき)、BCRによって国境を越えたデータ転送が可能となり、データ処理とドキュメントレビューの一元化を通じ、最終的には費用効率性の向上と品質管理の強化をもたらします。詳細を表示
Forensic Data Analytics
Forensic Data Analytics(FDA)は、調査、コンプライアンスのデジタル化、トランザクションフォレンジック、あるいは複雑な訴訟のいずれにおいても、私たちが企業をサポートするときに必ずといっていいほど登場する重要なサービスです。 私たちのFDA プロフェッショナルは、幅広い業種における不正調査や異常検知のためのデータ分析において数多くの経験を有しており、さらに機械学習やAI、自然言語処理、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の知見も有しています。私たちはこれらの知見とテクノロジーを駆使することで、企業が不正行為、浪費、悪用、乱用、汚職、金融犯罪やその他のコンプライアンス違反の事例を発見し、調査できるようにサポートします。
EYのチームは高い能力と豊富な実務経験、大規模案件に対応できる人員体制・ITインフラを有しています。これらの要素は、経営者が不正行為に代表されるようなインテグリティリスクに対応し、それに要する内部監査や調査、その他のコンプライアンスコストを削減し、ビジネスの透明性を高める上で必要とされる、事実に基づく証拠とインサイト、モニタリングの機会の提供を可能にします。
さらに、私たちは反復可能で費用対効果の高い、カスタマイズされた枠組みを活用し、マネージドサービスを通じて、企業が常に存在するコンプライアンスリスクに取り組み、規制当局の精査に速やかに対応できるように支援しています。EYとのデータのやり取りに際しては、「セキュリティ・バイ・デザイン」に基づいたデータホスティングの選択肢を複数提供しています。いずれの選択肢も物理的セキュリティと仮想セキュリティの層を幾つも持っており、30カ国以上のEYフォレンジック・ラボとの連携が可能です。詳細を表示
Privacy & Cyber Response
調査から訴訟、規制当局との対応に至るまで、企業が複雑なサイバーインシデントに適切に対処できるように、EY Privacy & Cyber Response(P&CR)チームのプロフェッショナルが支援します。EYのチームは、個人情報(PII)の窃盗、ビジネスメール詐欺、ランサムウェア攻撃、スキミングを含むさまざまなサイバーインシデントへの対処にあたる企業を支援しています。サイバーセキュリティやデジタルフォレンジックの知見と、関係者への聴取、データ監査、物的証拠・デジタルエビデンスの解析を含めた従来の調査手法を併せて駆使し、違反行為に関わる事実を明らかにします。私たちには、規制当局の対応支援や、法執行機関との連携に関する豊富な実務経験があります。サイバー犯罪は国境を超えるケースが多いため、調査に関与する各国の具体的な法令要件に適合する手順を定めています。外部の弁護士と協力することもその一つです。
データ保護とプライバシーに関するコンプライアンスを実現し、長期的に維持することができるように、複数分野のプロフェッショナルで構成されるEYのチームが、適切なポリシーとテクノロジーに裏付けられたデータガバナンスの枠組み策定に関して企業を支援します。また、GDPRをはじめとした、規制に関連するデータ保護やプライバシーに関するコンプライアンス計画の立案についても支援します。これらの計画とサイバーレスポンス計画が並行して機能することで、限られた時間の中でサイバーインシデントに適切に対処することが可能となります。詳細を表示
トランザクションフォレンジック
トランザクションフォレンジックを担当するEYのプロフェッショナルは、合併・買収に付随する財務・業務上のリスクやレピュテーションリスクの発⾒・軽減に関して貴社や貴社の顧問弁護⼠を支援します。クロージング前・クロージング後の双方に関する腐敗防止デューデリジェンスのほか、関連調査やコンプライアンス案件の実務経験も豊富です。さらに、不正行為、贈収賄・汚職、マネーロンダリング、貿易・輸出制限、関連当事者取引、利益相反に関わる詳細なリスク分析の実施にも熟達しています。私たちは、あらゆる地域と業界のトランザクションで起こり得る問題に対処するためのグローバルな組織能力とリソースを有しています。詳細を表示
必要なタイミングで利用できるEY Forensicsの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連サービス
EYは約80の国と地域、約200カ所の拠点に5,000人以上のフォレンジックおよびテクノロジーのプロフェッショナルを擁し、リアルタイムのインサイトやインテリジェンスの提供と、現地での対応を行っています。不確実性の高いこの時代に生まれる新たなリスクを見つけ、軽減できるよう企業を支援しています。新型コロナウイルス感染症を受け、EY Forensicsでは以下のようなサービスを提供しています。
- 事業の継続と危機管理
- 訴訟、保険金請求、契約紛争の解決
- 従業員やベンダーが直面する地域的な問題とリスクの管理
- 不正調査とコンプライアンスの監査
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