- 人工知能(AI)などの最先端テクノロジーを駆使した次世代のアシュアランス・テクノロジー・プラットフォームとアプリケーション構築
- 財務報告、非財務報告を含むEYのアシュアランスサービスを強化
- 変化する資本市場のニーズをサポートする統合プラットフォーム
EYは、次世代のアシュアランス・テクノロジー・プラットフォームへ10億米ドル以上を投資することを発表しました。本投資は、EYが高品質な監査へ継続的にフォーカスすることの証であり、また各国の規制当局、政府、監査基準設定主体、監査委員会および取締役会が監査業界に寄せる期待の変化に素早く対応する取り組みで、4年かけて実行します。これはEYが2021年9月に発表した25億米ドルの投資プログラムによって可能となりました。
今回の10億米ドル投資プログラムは、既存の複数のアシュアランステクノロジーを、シームレスな1つのプラットフォームに統合します。EYのトップクラスのグローバル監査プラットフォームの強みを統合し、EYのアライアンスパートナーが有する最先端テクノロジーを活用して、次世代のデータドリブンなアシュアランスサービスを加速させるシームレスなプラットフォームを構築します。
統合アシュアランス・テクノロジー・プラットフォームを構築するための本投資プログラムは、「データアクセスのケイパビリティおよび高度なアナリティクス」、「AI」、「ユーザー体験」という3つの分野におけるトランスフォーメーションを可能にします。
EY グローバル・ヴァイスチェア(アシュアランス担当)Marie-Laure Delarueのコメント:
「技術の進歩とEYの組織を横断するチーミングによって、私たちは、監査の品質、アシュアランス関連サービスのスコープ、EYのクライアントとメンバーの経験のすべてをより高いレベルに引き上げていきます。企業が持続可能な長期的価値を追求し、最終的に各社のステークホルダーの間でより大きな信頼を得られるよう、EYが支援していることをとても誇りに思います」
アシュアランスのテクノロジーの統合と変革は、EY のアシュアランスサービスがこれまでに培ってきた世界トップクラスの監査テクノロジーという強固な基盤を活用して行います。この基盤には、現在使用しているEYのクラウドベースのグローバル監査プラットフォームであるEY Canvasが含まれます。EY Canvasは、業界最大のBtoB*¹プラットフォームの1つであり、35万人以上のEYのクライアントユーザーと12万人のEYメンバーがアクセスしています。
本投資プログラムは、EY Helixのグローバル・データ・アナライザーおよびグローバル監査手法も活用していきます。EYの監査チームは、こうしたツールを利用して毎年6,800億行以上の企業財務データを分析しています。そして、EYが新しい統計分析や予測分析を用いながら、より多くの財務データや非財務データを分析することを可能にするトランスフォーメーションをサポートします。
このように強化されたケイパビリティとグローバルで一貫した手法が目指しているのは、高度なリスク識別とリスク軽減を可能にすること、アシュアランス関連サービスの拡大という複雑なニーズに備えるサポートをすること、そして企業が資本市場全体でさらなる信頼を構築できるよう支援することです。
EYのグローバル・アシュアランス・デジタルリーダー Marc Jeschonneckのコメント:
「本投資プログラムは、データドリブン監査やその他のアシュアランスサービスの提供を後押しし、最終的にはユーザーエクスペリエンスを大幅に向上させるための新しいレベルのケイパビリティの提供をサポートします。今回のトランスフォーメーションは、今や監査や会計だけでなく、サステナビリティといったより幅広いレポーティングを求めるようになった、監査委員会や財務責任者の期待に応えるものです」
*¹BtoB:企業が企業に対して製品やサービスを提供するビジネスモデル