サプライチェーントランスフォーメーション

サプライチェーン・トランスフォーメーション・ソリューションは、ビジネスニーズと、高まる顧客の期待とのバランスを取る上で役立ちます。EYは、パートナー、サプライヤー、アライアンスのエコシステムを直線型からコネクテッド型へと移行させ、事業の成長を促す、完全自律のコネクテッドサプライチェーン構築に向けた取り組みを支援します。

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ビジネス上の課題 

世界中で気候、市場、貿易、政治、規制の変化・変更や変動を含む混乱が起きている今、コスト、利益、サステナビリティに対する企業の期待に応えながら、サービス提供することは、企業にとって最大の課題となっています。企業はサプライチェーンのレジリエンスを高め、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックなどによる大きな混乱を乗り切ることの重要性を正確に認識しています。

自社のサプライチェーンは、以下の項目に当てはまりますか。

  • 1次サプライヤー以外も可視化している。
  • テクノロジーと自動化により、コストを低く抑え、サービス提供の迅速化を図っている。
  • データ解析を活用して、今後何が起きるかの予測・予知を向上させている。
  • コストと成長、サステナビリティのバランスを取っている。
  • 混乱が生じたときにアジリティを発揮する。 
  • サステナビリティを重視し、エコシステム全体に目を配っている。

ソリューションのメリット

サプライチェーンのデジタルトランスフォーメーションを図る企業は、顧客により的確に対応し、環境への影響を予測する能力を高め、業務コストを低く抑え、従業員エンゲージメントを高めることができます。

  • 対応力を高め、サービスを向上させる
  • 在庫、運転資金、業務コストを削減
  • 倉庫、輸送ネットワーク、製造工場のエネルギーの効率化により二酸化炭素排出量を削減

ソリューションの特長と機能

  • 統合ビジネスプランニング

    統合ビジネスプランニングが、営業、マーケティング、財務、調達、オペレーションを結び、コスト、サービス、在庫のトレードオフを最適化します。重点を置くのは、長期計画や戦略的計画から中期計画、その実行まで、あらゆる分野のプランニングです。

    • EYの解析ツールVCSyncを活用して、プランニング全体をセグメント化かつ同期化して、顧客に合わせた供給を実現し、需要シグナルと市場のノイズを見分け、サービス、在庫、設備総合効率(OEE)の変革を可能にする。
    • プランニングのデジタルトランスフォーメーション、高度な収益化、統合ビジネスプランニング(IBP)、シナリオモデリング – ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)、シミュレーション、人工知能(AI)など最先端のテクノロジーを活用して、予測とプランニングの結果・成果を向上させ、計画担当者の労力を削減。
    • Proctor and Gamble(P&G)とのアライアンス – EYのチームは、コスト、資金、人材、顧客サービス、サステナビリティの指標の継続的な改善に役立つ、P&GのIntegrated Work System (IWS)を活用してサービスの提供を加速させることができる。
    • エンドツーエンドの可視化 – データを活用して知見をリアルタイムで提供。これにより受け身の意思決定から攻めの意思決定へと移行し、サプライチェーンと企業全体との結びつきを強めることができる。
    • オペレーティングモデルの変革 – エンドツーエンドのつながりの構築、コア・ケイパビリティ・センターの構築、自動化、標準づくりにより、「シチズンデベロッパー」など、次世代計画担当者が担う役割への移行を後押しする。
  • 顧客との連携と注文履行

    顧客への当日配達の実現には、高度なテクノロジーを活用した、遂行作業の改善が必要です。企業は、在庫展開のスマート化と、AIを活用して予測注文のケイパビリティを高めるという業務遂行の迅速化でサービス全体のレベルを向上させることができます。

    • 最新の情報を顧客サービスチームと営業チームに加え、顧客にも直接提供。これにより顧客は配達状況と配達物を追跡できる。
    • 予測AIで最適な製品を最適な場所と最適なタイミングで探し出し、その製品がすぐに売り切れたり、遅延が生じたりした場合には、代替品を提供する。
    • あらかじめ設定されたパラメーターから、最適な配達方法を選ぶことがきる予測分析で、物流コストと流通コストを低く抑える。
    • EYのサプライチェーンスマートマップ(Supply Chain Smart Maps™)で、重要なバリュードライバーを選定し、それを参考にケイパビリティとツールの展開戦略の優先順位付けをする。
  • 流通と物流の変革

    今日の顧客の期待に応えるためには、遂行サービスを競争力のある形で提供し、市場シェアを維持、拡大していかなければなりません。アジャイルサプライチェーンの構築には、供給コスト、ネットワーク設計、遂行業務、ラストワンマイルの配送ルート設定の分析が必要です。EYのチームは、倉庫保管、輸送、ラストワンマイルの配送を自動化し、ケイパビリティの差別化を図るお手伝いもできます。

    • デジタル物流と業務遂行ケイパビリティを活用した理想的なインフラを構築して、競争力を備え、市場での人気を高める。
    • 費用対効果の高い、直販(D2C)戦略が可能になる。
    • リアルタイムのモニタリング、可視化、対応とトレーサビリティに必要な新たなケイパビリティを構築する。
    • 機械学習、ロボティクス、自動運転車、ドローン、拡張現実などの高度なテクノロジーを作業に活用し、流通業務を向上させる。
    • EYのサプライチェーン・インテリジェンス・プラットフォーム(SCIP)で、重要なバリュードライバーを選定し、それを参考に、優れたツールとケイパビリティの展開戦略の優先順位付けをする。
  • 製品のイノベーションとライフサイクルの管理

    製品のイノベーションを拡大し、商品化までの時間を短縮するために、世界各国の企業はデジタル製品ライフサイクル管理の導入を進めています。この包括的なアプローチは、デジタルツインやシミュレーションなどのデータやテクノロジーと、最先端の製品ライフサイクル管理ソフトウェアを融合させ、デジタル設計と製品のコンセプト考案を増進します。

    • 顧客、サプライヤーなど第三者からの膨大なデータを分析し、製品設計を向上させ、イノベーションを推進する。
    • 急速に変化する市場環境の動向を把握し、顧客の欲求とニーズを予測する。
    • 持続可能かつ循環型の手法を既存の製品のライフサイクル管理業務に組み込む。
    • P&GのIWSをサプライチェーン全体に採用し、最先端の製品のライフサイクル管理手法を活用する。
    • 製品開発業務と戦略的ポートフォリオ管理間のギャップをEYのLife Cycle Navigation(EY LION)で解消し、商品化までの時間の短縮とコスト効率化を図る。

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なぜEYなのか

EYには幅広いケイパビリティ、経験、テクノロジー、そして変革という高い目標を実現させてきた確かな実績があります。ストラテジストから設計者やエンジニアまで、データサイエンティストや科学技術者からピープルアドバイザリー担当者まで、リスク管理から、サイバー関連、税務まで、EYは変革のライフサイクル全体を通してクライアントを支援することができます。このような対応のできる組織は多くありません。Transformation Realized™について詳しくは、こちらをご覧ください。

  

EYのアライアンス・エコシステム

EYのアライアンスにはBlue YonderIBMP&G、PTC、SAPなどが名を連ねています。

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