EY DEEP:Digital Energy Enablement Platform
上流事業のイノベーションとデジタルトランスフォーメーションを加速します。
EY Digital Energy Enablement Platform(EY DEEP)は、拡張性に優れたMicrosoft社のエンタープライズクラウドプラットフォームと、業界やテクノロジーに関して最先端を行くEYの経験とを組み合わせ、石油・天然ガス探査の未来を形作るツールを提供します。
チーム
EYができること
石油・ガス企業は、業界が抱える多くの問題に直面しながら、変動しやすい原油価格や変わりゆくエネルギー需要に対応できるよう、業務の改善に努めています。EYとMicrosoft社のアライアンスから生まれたEY DEEPソリューションを利用することで、石油・ガス企業は革新的なソリューションを手に入れ、リスクを抑えながらより迅速に上流事業のデジタルトランスフォーメーションを実現し、将来のエネルギーセクターで生き残り、かつ成功するための足場を得ることができます。
今、一元化された確かな情報源を手に入れることで、将来の成功をつかむことができるでしょうか?
石油・ガス業界の情勢は現在、極めて不安定な状況に置かれています。しかし、長期的な地球温暖化対策の必要性は基本的に世界共通認識であり、代替燃料との需要の奪い合いやエネルギー効率の向上と相まって、需要に影響を及ぼす一方で、脱炭素化への圧力も高まっています。これらすべての要因が収支を圧迫しており、石油・ガス事業のデジタル化による効率性の向上は必要不可欠です。近年のEYの調査では、回答者のほぼ9割が、その後の2年間でデジタルツールへの投資が増加すると予想していました。こうした市場の情勢や石油・ガス抽出技術の進歩により、事業者は、業務プロセスを最適化して効率を上げ、時間とコストを削減する革新的な方法を見つける必要に迫られています。しかし、過去からの慣習やテクノロジープラットフォームの未熟さから、多くの石油・ガス事業者がデジタルイノベーションとデジタルトランスフォーメーションに踏み出せないままでいます。
同調査では、回答者の60%が、新しいデジタルテクノロジーを採用する際の最大の課題として、新しいテクノロジーと新しいプラットフォームの統合、そして旧来の環境を新しいテクノロジーへ統合させることを挙げました。
事業者をさらに悩ませている点:
- 可視性の不足や情報のサイロ化により、組織のあらゆる階層でサイクルタイムが延長し、意思決定の質が低下する
- バリューチェーン全体(主活動と支援活動双方)の主要な事業部門を取り込むために拡張できるソリューションが限られている
- 企業レベルのサポートとセキュリティを提供し、さまざまな環境に簡単に導入できるような、カスタマイズ可能なプラットフォームの選択肢が市場にない
- 結論として、実効性のあるデジタル化は難しい
EY DEEPは、石油・ガス事業のバリューチェーン全体で上流部門の主要プロセスを、共通データモデルを使用して統合し、組織全体でプラットフォームを最大限に活用できるようにすることで、こうした難題に対処します。これにより縦割り構造が崩れ、貯留層工学から生産計画まで、坑井運営からサプライチェーン管理まで、さらに士地管理から廃坑まで、プロセスが統合され、これにより意思決定の改善効率化、時間とコストの削減を支援します。
EY DEEPが上流事業にもたらす効果の一例に、坑井の計画および設計への利用があります。坑井計画・坑井設計に関連する10を超える分野と、それに関連するワークフロー、ツール、データを統合・自動化することにより、EY DEEPが石油・ガス企業が坑井計画・坑井設計に要する時間を半分に短縮し、コストを30%も削減することを可能にします。
EY DEEPの初期モジュールは、深海井と非在来型坑井の両方の設計経験を持つ石油技術者と共同で開発されました。EY DEEPでは、文書化からコストまで、坑井計画プロセスにおける主要なプロセスをデジタルで活性化します。そのために使用するのが、坑井仕上げ、財務モデリング、生産技術のニーズなどにも対応したデータやプロセスで、坑井のライフサイクル全体を通してパフォーマンスの向上を支援します。
以下のようなメリットをすぐに実感していただけます。
- データ生成の自動化とデータ品質の向上
- 複雑な掘削計算をグローバルで拡張性の高いMicrosoft Dynamics環境に統合
- 拡張性の高いエンタープライズプラットフォームにより、ベンダーに依存しないオペレーションと、多数の条件に基づいた意思決定の実現
- 組織のKPI、指標、データを統合して視覚的に表示
- 重要なビジネスインテリジェンスの要約機能により、事業部門が事実に基づいた独自の決定をより迅速に下すことが可能
- 単純なデータマッピングから極めて複雑な工学的計算までの幅広い機能
- Microsoft Dynamicsインターフェースを介して在庫の可視化、追跡、発注、維持が可能
- 在庫の可用性に基づいて、坑井設計のシナリオの迅速な計画が可能
- EYの組織はMicrosoft社と協⼒してクラウドベースのソリューションに対応した、拡張性に優れたソリューションを構築。これにより⽯油・ガス事業の主要な業務プロセスの改善が可能に
Microsoft Dynamicsを活用したカスタマイズ可能で統合型のEY Digital Energy Enablement Platform(EY DEEP)は、一元化したデータという単一の情報源を提供することにより、坑井設計のライフサイクル全体を通じて、複雑な工学的計算、シナリオや緊急時対策の計画、統合在庫管理を可能にします。
このデジタル化プラットフォームはクラウドベースのソリューションに対応し、石油・ガスの探査と生産を改善します。このソリューションはDynamics 365 Power Platformを中核に据え、Microsoft社のテクノロジーをベースに構築された統合エンタープライズプラットフォームです。EY DEEPはMicrosoft社のAzure Cloud、Office 365、Power BI、SharePoint、サードパーティーの工学ツール、SAPの在庫システムを統合し、上流事業のワークフローとプロセスをデジタル面で強化します。
EY DEEPとは:
- Microsoft Power Platform、Microsoft Dynamics 365、Microsoft Azure、Microsoft Office 365などのMicrosoft社のクラウドテクノロジーを活用します。
- 複数のユーザーインターフェース間でデータの整合性を確保する共通データモデルの提供により、一元化された真の情報源に対するエンドユーザーの信頼を向上させます。
- 人工知能、機械学習、予測分析など、将来のデジタルソリューションの基盤を提供するMicrosoft社のプラットフォームテクノロジーを活用します。
- 継続的なイノベーション、拡張、サードパーティーアプリケーションの統合を可能にするオープンプラットフォームを提供します。カスタマイズ可能なソリューションによって事業者側に管理を戻し、ビジネスパートナーのプラットフォームやその関連ツールへの依存や制約を解消します。
- 複雑なプロセスの標準的な分析とカスタム分析をデジタル化することで、より迅速で、反復回数を増やした工学設計やシナリオプランニング・緊急時対策計画を可能にします。
- EYとMicrosoft社のアライアンスの力を活用します。
石油・ガス企業は、業界が抱える多くの問題に直面しながら、変動しやすい原油価格や変わりゆくエネルギー需要に対応できるよう、業務の改善に努めています。EYとMicrosoft社のアライアンスから生まれたEY DEEPソリューションを利用することで、石油・ガス企業は革新的なソリューションを手に入れ、リスクを抑えながらより迅速に上流事業のデジタルトランスフォーメーションを実現し、将来のエネルギーセクターで生き残り、かつ成功するための足場を得ることができます。
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