プロフェッショナル・モデリングの世界【実践編】
財務モデルは、不確実性の高い投融資の局面において、そのリスクの多寡を事前にシミュレーションすることを可能とし、企業のさまざまな意思決定を支援します。EYの財務モデリング業務のプロフェッショナルが、財務モデル作成時における注意点、具体的な関数の活用法等を紹介します。また、モデリング専門以外の方でもVLOOKUP関数の代わりに活用できるINDEX/MATCH関数の便利術も必見です。ぜひ、ダウンロードしてご一読ください。
この資料で学べること
- 減価償却費計算のためのOFFSET関数
- VLOOKUP関数の代わりに活用できるINDEX/MATCH関数の便利術
- モデルのエラーチェック
減価償却費計算のためのOFFSET関数
財務モデル上で定額法の減価償却費を計算する際、【図1】のような階段状の数式により、減価償却費を算出しているモデルが散見されます。もちろん当該計算方法を用いた場合にも正しい減価償却費を算出することは可能です。しかしながら、財務モデリング業務において、「20年間」「月次」のようなモデルを構築する場面においては数百行を要する階段状の計算方法で減価償却費を算出することは現実ではありません。そこで、プロフェッショナル・モデリングの世界ではOFFSET 関数を用います。 【図2】をご覧ください。横軸に時間軸、縦軸に項目が並んでおり、 「薄黄色ハイライト/青文字」セルが入力セルです。【図1】では、減価償却費の計算に数行を要していた一方、【図2】では、1行に収まっていることが分かります。
財務モデリング業務の概要およびモデルが活用される場面の事例等に関しては、 別稿「プロフェッショナル・モデリングの世界」でご紹介しています。合わせてご一読ください。
チーム紹介
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
ストラテジー・アンド・トランザクション
バリュエーション、モデリング&エコノミクス
藤原 傑
アソシエートパートナー
何 敏
ディレクター
山口 衛
シニア・マネージャー
奥山 浩平
シニア・マネージャー
三井 淳史
マネージャー