サイバーセキュリティ
TMT企業にとって、サイバー攻撃への対応は今までにも増して重要になっています。 セキュリティ侵害は収益の機会を失うばかりか、ブランド、評判、法的なペナルティー、株主価値の低下、顧客の信頼やロイヤルティーの喪失につながりかねません。
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EYができること
顧客や消費者のニーズを基に、デジタル力を駆使するTMT企業では、提供するサービスやビジネスモデル、収入源の再考(再考案)が進められています。ですが、デジタルとデジタルがもたらすディスラプションは、サイバー攻撃のリスクを増大させます。苦労して手に入れた信頼を失うのは簡単です。その結果、ブランド価値や収益性が低下し、反対に規制当局からの監視の目は強まります。
デジタル化によって、企業はデータ主導型・デマンド型のコネクトした独自のクライアントエクスペリエンスをスピーディーに提供することが可能になります。一方で、デジタル化に固有のサイバーリスクも増大します。画期的な進歩や新しいビジネスモデルはサイバー攻撃の新たな侵入地点となり、IoTをはじめとする新しいテクノロジーは消費者側のエンドポイントが増えるため、安全性を徹底する必要があります。
デジタルトランスフォーメーションは、顧客により多くのサービス、体験、利便性をもたらす促進剤であり、収益の機会が増える反面、リスクも増えます。サイバーセキュリティには、次のようなビジネス課題やリスクが付きものであることを考えると、TMT企業にとって特に重要な課題です。
- デジタル TMT企業の製品やサービスはデジタルプラットフォーム上で提供されています。ソフトウェア、ゲーム、動画など増加する一方です。これら製品やサービスが持つ本来の性質から、サイバーセキュリティは特に重要な課題となります。
- 新しいビジネスモデル D2C(direct-to-consumer)モデルの採用が進むということは、TMT企業は前例のないエンド・ツー・エンドのセキュリティリスクを負うことを意味します。
- コネクトした世界 IoTによって相互につながったデバイスが増え、サイバー犯罪に狙われる侵入地点が飛躍的に増加しています。
- データ主導型カスタマーエクスペリエンス TMT企業ではますます多くのデータを収集し、カスタマーエクスペリエンスの強化とターゲットを絞ったサービスの提供に取り組んでいます。企業にとってこれが真の競争力となる一方で、顧客の信頼やロイヤルティーを保ちつつ、顧客とそのビジネスを守るためのバランス調整も必要になります。
- カスタマースイッチングコストの低下 TMT業界では、従来型の業種に比べてカスタマースイッチングコストがすでに低下しています。その企業にセキュリティ上の脆弱性がある場合だけでなく、そう思われた場合にさえ、顧客はすぐに、そしてコストをかけずに別のプロバイダーへと切り替えることができます。
メディアで広く取り上げられた最近のサイバー攻撃の標的や狙いは、サービス可用性、恐喝、マルバタイジング(悪意あるデジタル広告)、データ漏えいでした。見えない敵からブランドを守るためにどうするか。TMT企業でのデジタル化と新しい製品・サービスの提供は、その規模とスピードを増しながら続いています。従って、ビジネスがどこに向かっているのかを常に正確に把握し、 イノベーションがもたらすリスクや脆弱性を見越して先回りすることはこれまでにも増して重要な課題となります。
私たちはクライアントの成長戦略を踏まえてサイバーリスクを評価するとともに、エンタープライズネットワーク、インフラストラクチャー、ハードウエア、ソフトウェア、製品を現在と将来の脅威から守るために必要な改善策があった場合はそれに対応し、組織とリスクエクスポージャーについて包括的視点を提供します。 EYではオンプレミスまたはマネージド型のセキュリティサービスによってクライアントとその顧客を保護し、コアビジネスへの専念をサポートします。
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