EY Japanは、2022年11月2日に開催された在日英国商業会議所(BCCJ)が主催する第15回「2022年ブリティッシュ・ビジネス・アワード(British Business Award: BBA 2022)」において、「ダイバーシティ、エクイティ & インクルージョン部門賞」を受賞したことをお知らせします。なお、EY Japanは、2019年(イノベーション部門)、2020年(D&I部門)も受賞し、本年は3回目(DE&I部門)の受賞となります。
審査においては、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)の分野で、精神・発達障害の診断のあるニューロダイバーシティ*¹人材の雇用や就労状況の改善を目指した組織として、Diverse Abilities Center(DAC、ダイバース・アビリティズ・センター)を2022年6月1日付で発足し、個々人に合った柔軟な働き方を試しながら、専門的なスキルの習得とキャリア形成を支援する取り組みが高く評価されました。
DACとは、「個人の活躍」や「個人による価値の創出」を目指す組織です。障害特性を理解している専門スタッフの支援や柔軟な働き方制度を活用しながら、自分の得意な領域でスキルを磨き、自身の価値を高め、キャリアアップにつなげていくことができます。また、初めから保有している強みをデータサイエンスや翻訳、WebデザインなどのEYが必要としている専門スキルとして磨き、発揮できる機会を提供することによって、個人とEY Japanの双方が価値を高め、Win-Winの構造を作り出しています。なお、障がい者の活躍分野を一般事務などに限定せず、さまざまなスペシャリストとしてキャリアアップできるように支援し、実績を出すことを目指しています。それにより、この活動が社会に広がっていくことで、クライアント・経済社会・EY自身のそれぞれに対して変革を促し、全てのステークホルダーに長期的価値を創出する模範となるよう努めてまいります。
EY Japan DE&I(Diversity, Equity & Inclusiveness)リーダーである梅田 惠(うめだ めぐみ)のコメント:
「障がい者の就労について、仕事の質や選択肢という観点ではまだまだ次世代が将来に夢を描けるという状況ではない、という思いからDACを設立しました。DACのメンバーの仕事の品質、生産性は非常に高く、社内からの評価もとても高いのですが、何よりもメンバーたちが仕事を楽しんでいることをうれしく思います。また今回、このように栄誉ある賞を頂き、DACのメンバーの士気はさらに高まるでしょう。私たちの取り組みを評価いただき、心から感謝申し上げます」
EY Japan Diverse Abilities Centerリーダーである加藤 喜久(かとう よしひさ)のコメント:
「EY Japanの発達障害者雇用に対する取り組みが評価を受け、またこのような素晴らしい賞を得たことを大変うれしく思います。EYにとって障がい者雇用とは、雇用自体はわれわれにとってスタート地点でしかなく、その後の障がい者の方々のキャリア形成やバリューアップ、そしてそれによってEY Japan自体の企業価値を高めるという、価値創造のプロセスです。EYがDE&I領域において長期的価値を創出し、社会の模範でいられるよう今後とも努めてまいります」