EY Japan(東京都千代田区、チェアパーソン 兼 CEO 貴田 守亮)は、福岡地区を含む九州での地域貢献を目的とした「EYデジタルハブ パートナー会」を発足しました。これら地域を拠点とするIT企業とEY、およびこれら地域のIT企業間でのインタラクティブなコミュニケーションを促進するIT企業参加型コミュニティとしてEYが提供するもので、EY内でデジタル・トランスフォーメーション(DX)推進の中核を担うEYデジタルハブ福岡(以下、EYDH福岡)が取りまとめます。
首都圏への人口流出に歯止めをかけることや、地域社会の再生、発展は重要な社会課題であるとEYは認識しています。このデジタルハブ パートナー会は、そのような社会課題に対するEYのアクションの1つです。ここでの活動を通じて、パートナー会メンバー企業(以下、メンバー企業)と共同で、九州および福岡経済の持続的な発展に貢献して参ります。パートナー会の具体的な活動は以下の通りです。
- メンバー企業同士で、ITビジネスに関する情報交換を行うコミュニティを提供します。メンバー企業間の一体感の醸成を支援します。
- EYDH福岡が推進するデジタル案件や九州、福岡を拠点に国内外の案件をご紹介します。
- 勉強会を開催し、デジタル案件の最前線で培ってきたナレッジやスキルをEYがメンバー企業に共有します。EYDH福岡、またはEYのコンサルタントが、最新のテクノロジートレンドやソリューションの案件への適用事例を紹介することで、メンバー企業が自社のビジネス開発や案件への適用に役立てることができます。
また、EY はグローバル共通のパーパスとして「Building a better working world~より良い社会の構築を目指して」を掲げています。今回のパートナー会発足は本パーパスに基づくアクションでもあります。昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行をきっかけに、ロケーションフリーの環境で働くことが、社会で定着しつつあり、これを機に首都圏以外の拠点からも働ける環境を整備することで、地域発のより良い社会の構築をEYは後押しします。
なお、デジタルハブ パートナー会の事務局代表は、メンバー企業を代表して、株式会社福岡情報ビジネスセンター(福岡県福岡市博多区)が運営することになりました。福岡情報ビジネスセンターは、福岡県におけるIT産業の発展やIT人材の育成を通じて、長年にわたり地域経済の活性化に貢献しています。また、EYデジタルハブ福岡の運営においても、地元IT企業とEYの架け橋を担っています。
福岡情報ビジネスセンター 代表取締役 武藤 元美氏のコメント:
「EYデジタルハブパートナー会は、これまで個々の優れたエンジニアが保有していた技術とノウハウをflexibleに活用できる『テクノロジーの智恵の蔵』として、無限の価値を集積する福岡発の『knowledge Consortium』の誕生と言えます。EYJapan様と共にグローバル規模のプロジエクトを推進するパッションのあるIT企業の参画を募り、社会課題をテクノロジーで解決する集合体として成長発展を続けて参ります。私たちの活動が新しい社会を創造するイノベーションの源泉となることを心より祈念いたします」
EY Japanチーフ・イノベーション・オフィサー 松永 達也のコメント:
「EYデジタルハブ パートナー会の発足を大変嬉しく思います。本取り組みが、地域の皆様が地元に拠点を置きながら国内外で活躍するきっかけになりましたら、喜ばしい限りです。引き続きEYは、九州、福岡を拠点とした地域貢献に尽力してまいります」
EYDH福岡は、IT産業が盛んな福岡から日本のDXをけん引するデジタルケイパビリティに特化した組織です。EYDH福岡のメンバーがEY Japanが進めるデジタルプロジェクトに参画することで、プロジェクトの構想から実現までの迅速化を図ります。特に、SAPをはじめとする基幹系システムの導入、データアナリティクス基盤の構築・活用、AI・ブロックチェーン等の最新ソリューションの適用といったデジタルサービスに強みを持っており、EYDH 福岡はこれらの分野に知見を持つ人材を初年度は70名、3年後には500名、確保することを目標としています。