Section 1
コラボレーティブな人が自然と集まる企業カルチャー
3名のプロフェッショナルがそれぞれに感じたEYの印象や現在手掛ける業務内容について対談し、EYの企業カルチャーに迫ります。
甲斐荘 私の前職は国税庁の公務員です。2021年にEY税理士法人のタックス・テクノロジー・アンド・トランスフォーメーション(TTT)へ移籍し、税務領域におけるITコンサルタントのチームに所属しています。具体的には、企業の税務業務をサポートする目的で、効率的なシステムの導入や、税務処理へのデータサイエンスやAI活用などをクライアントに提案しています。
出口 私は会計士として2010年にEY新日本有限責任監査法人に入所しました。約7年にわたって国内事業会社の監査業務に従事した後、2017年からアシュアランスイノベーション本部内の専門部署であるAIラボに配属となりました。監査の世界では昨今、最新のデジタル技術を積極的に活用することにフォーカスしており、経歴を踏まえて声をかけていただいたことから、現在の部署に異動が決まりました。
平澤 私は2015年に新卒でEYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(当時はEYトランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社)に入社し、EYパルテノンと呼ばれる部署で戦略コンサルティングに従事しています。企業のビジネス戦略立案や海外展開支援、M&Aにおけるビジネスデューデリジェンスなどが主な業務で、最近ではテクノロジー企業の買収を検討しているクライアントと接する機会が多くなっています。
甲斐荘 私が転職したのは、TTTが設立されてからまだ数年程度のタイミングです。当時は今ほどAIが脚光を浴びていない時代でしたが、その活用も含めてアイデアを自由に提案できそうな部署だと感じたので応募しました。もちろん、実際の業務ではAIとは関係のないシステムも手掛けていますが、入社前から想像していた通り、自由な発想でクライアントに提案できる企業カルチャーでした。
出口 すでに会計士として働いていた友人が多かったので、就職活動を始める前に大手会計事務所の職場環境やムードについて一通りヒアリングしたところ、EYが自分に最も合っていそうだと感じました。実際に心地よく働けているので、よかったなと思っています。
平澤 採用面接に臨んだ際に、他のコンサルティングファームとの違いに関し質問してみました。すると、「自然とコラボレーティブな人たちが集まる企業カルチャーで、活発にコミュニケーションを交わしながら協働するのが特徴」との回答が返ってきたのです。その言葉にひかれて入社を決めたわけですが、働いてみてその通りだと実感しました。組織の壁を超えた横断的なコミュニケーションが当たり前で、日本国内にとどまらず、グローバルな規模での連携も珍しくありません。
Section 2
DE&Iという言葉が生まれる前から多様性が根付いていた職場環境
People-firstを原点としたフレキシブルな働き方を大切にしているEY。働きやすさや多様性を尊重する職場環境とは?
People-firstがEYにおける組織づくりのベースになっているとのことですが、どんなときにそれを実感していますか。
甲斐荘 保守的なカルチャーやヒエラルキーが存在しない、健全な企業体制を推進しているEYでは、経験の差に応じた役割分担はありますが、役職や立場、雇用形態などの違いにかかわらず、誰もがフラットな関係で意見を交わすことができます。
出口 People-firstに関してはいろいろな捉え方があると思いますが、個人的にはEYが適材適所を実践していることが重要だと考えています。私は会計士として入所し監査業務を担っていましたが、現在は監査経験に加え、大学で学んだプログラミングスキルも生かして仕事をすることができ、異動したことでより充実感を得ています。
平澤 年齢の壁がないこともPeople-firstを象徴していると思います。私自身、新卒で入社した直後から、大きな仕事を任されて驚きました。上司にとっては、経験の浅いメンバーに大きな仕事を任せる場合、不慣れなためタスクを遂行しきれない不安感を抱くこともあります。しかし、人が成長するには責任を負う経験を積むことが不可欠で、その機会を積極的に与えるべきだというのがEYの考え方です。
ダイバーシティ、エクイティ&インクルーシブネス(DE&I)についても、EYは「ビジネスの成功に欠かせない要件」と断言していますが、その点はいかがですか。
甲斐荘 経営陣がDE&Iに関して積極的に発言し、実際にアクションを起こしている点がEYならではの取り組みだと思います。「世間の風潮に合わせて当社も重要課題の1つに位置付ける」というスタンスですと、企業内のカルチャーはなかなか変わらないでしょう。大きなアジェンダを掲げて繰り返し発信しながらその達成を目指しているところからも、本気度が伝わってきます。
出口 非常に具体的な話になりますが、各人の状況に合わせて選べる勤務形態の豊富さはトップクラスだと思います。リモートワークが認められており、遠隔地でのリモート勤務も可能で、シフト勤務や中抜け、時間有休もOKと、あらゆる働き方に対応しています。さらに、小学校就学前までの子供を育てている場合は子の看護休暇、要介護状態の家族がいる場合は介護休暇がプラスされます。
平澤 私が入社した頃からダイバーシティが当たり前の職場環境でした。誰もが互いに尊重し合い、オープンに意見を交わし合う雰囲気を実感しました。DE&Iに関する研修もしっかりと設けられており、ニュースレターなどを通じた情報発信にも積極的です。
Section 3
時代がどのように変化しても普遍的な意義を有するパーパス(存在意義)
EYのパーパス「Building a better working world~より良い社会の構築を目指して」を具現化するそれぞれのMy Purposeについて語ります。
EYのパーパスは「Building a better working world ~より良い社会の構築を目指して」ですが、皆さんはどのようなMy Purposeを掲げていますか。
甲斐荘 私の場合、確固たるMy Purposeはあえて掲げていません。現時点で数十年後に達成したいことを構想していたとしても、5年もたつと情勢が様変わりするのが今の世の中で、自分の関心や価値観に違いが生じていても不思議はないからです。EYのパーパスは世の中がどのように変化しても、普遍的に通用する、またメンバーによる解釈と実践を許す幅や包容力があると感じており、シンパシーを感じます。どのような世の中が訪れても、EYならいろいろなことに自由にチャレンジできるはずで、そんな働き方が自分に合っていると思います。
出口 監査現場で働いていた頃は、データを凝視し続ける作業が多く、これだけの数字があればもっと有効な活用が可能ではないかと考えていました。現在の部署に異動したことで、より効果的・効率的な監査を実現するツールの開発に取り組めるようになりました。所属長が「Enjoy Working」を奨励しており、実際に私も楽しく働いています。効率化やより高度な分析ツールを開発することで、監査現場にも「Enjoy Working」を実現するのがMy Purposeです。
平澤 自分のためではなく、他者のために役に立ちたいという思いをずっと抱いてきました。常に他者に対して何らかの価値を与え、貢献できたと振り返ることができれば、安心して人生を終えられるだろうと思っています。コンサルティングの仕事はこのMy Purposeと非常にマッチしていますし、クライアントから感謝の言葉をいただいたときこそ、この仕事で最もやりがいを感じる瞬間です。
サマリー
多種多様なバックグラウンドを持つ一人ひとりががそれぞれのMy Purposeを掲げ、EYパーパスの実現に向け日々切磋琢磨(せっさたくま)しています。