EYが実施するアントレプレナー表彰制度『EY World Entrepreneur Of The Year(以下、WEOY)』が、モナコ公国のサル・デ・エトワールで開催され、カナダのサスカチュワン州に本社を置くAGTフード&イングリディエンツ(以下、AGT)社の社長兼CEOのムラッド・アル・カティブ(Murad Al-Katib、以下 アル・カティブ)氏が、世界ナンバーワン・アントレプレナーに贈られる「EY World Entrepreneur Of The Year™ 2017」を受賞しました。アル・カティブ氏は49カ国から集まった各国代表59人から選出されました。
アル・カティブ氏は、2003年にAGT社を創業し、同社をレンズ豆、ひよこ豆、エンドウ豆を取り扱う世界最大の垂直統合型サプライチェーンへと成長させました。2007年に上場したAGT社は、世界五大陸に2000人以上の従業員を擁し、現在14億9000万米ドルの収益を上げています。直近の5年間の収益は、毎年平均1億米ドル超のペースで増加し、同社のレンズ豆の取引は、世界全体の約23%を占め、輸出は世界120ヵ国に及びます。
WEOYの審査員長を務めるニクソン・エナジー・インベストメント(Nixon Energy Investments)の会長兼CEOのジム・ニクソン(Jim Nixon)氏は、次のように述べています。
「地理的にも業界分野においても幅広い視点を有する審査員は、十分な情報に基づいた公正かつ活発な討議を行い、満場一致の決定に至りました。アル・カティブ氏は、価値の創造、組織の規模や展開において突出した力を発揮してきた素晴らしいアントレプレナーです。持続的な農業を通して、アル・カティブ氏は地球環境に良い影響をもたらしています。」
AGT社の社長兼CEOのアル・カティブ氏は、受賞にあたり次のように述べています。
「このような名誉ある賞をいただけることに感激し、とても光栄に思います。AGT社は、成功する持続可能なビジネスの構築に全力を注いでいます。リスクを取り、私が携わっている業界へのアプローチを見直すことによって、私たちは責任を持ってビジネスを成長させ、カナダの農業を変革してきました。私たちの価値と理念のために日々尽力してくれているAGT社の全従業員を代表して、EYに心から感謝の意を表します。」
EYにおけるEOYの責任者であるブライアン・ピアース(Bryan Pearce)は、次のように述べています。
「アル・カティブ氏はアントレプレナーとしてゼロからスタートし、現在では10億米ドル超の収益を上げています。成功を収める多くのアントレプレナーと同様に、彼は自身のビジョンを従業員、サプライヤー、顧客へ情熱を持って伝えることによってビジネスを成長させることができる人です。サプライチェーン改革を通してアル・カティブ氏は持続可能な農業への道を先導してきました。」
EYグローバル会長兼CEOのマーク・ワインバーガーは、次のように述べています。
「アル・カティブ氏は、自身のビジョンとアプローチを通して業界を変革し、この10年間で異例の成長を遂げた企業を率いています。また思いやりのあるアントレプレナー精神を体現し、明確な理念を実践しています。彼は何百万もの難民の家族に食糧支援を行い学ぶ機会を提供し、素晴らしい影響を及ぼしているのです。アル・カティブ氏の成功と情熱は、EYワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤーを受賞するにふさわしいものです。」