私の次女は心臓を悪くして生まれ、何としても治していただきたくてお金を貯めたのですが、手術不可能でした。妻の提案で、そのお金を病気の子供たちを救う施設などに寄付しに行った際に、主治医から人工心臓の研究をしないかと誘われ、医療の部門に入りました。
現在は生まれたばかりの子供でも治療ができる、世界でもっとも小さくて細いカテーテルを開発しており、今まで助けられなかった人たちを救えるよう努力しております。医療はとても難しい仕事だったのですがなんとか乗り越えてこられました。今日このような賞をいただけたのは亡くなった娘がどこかで見守ってくれているからだと思っています。
出来ることなら世界の頂点を取って来られるように精進いたします。ありがとうございました。