YTL Group of Companiesのマネージング・ディレクターで審査員長のタン・スリ・フランシス・ヨー・ソク・ピン氏は、「ラム氏の起業家精神と、事業による社会的で健全なすばらしい貢献を考えれば、ラム氏は2011年のワールドEOYの受賞者として最もふさわしい」とコメントしています。
ラム氏は、次のように述べています。「Hyfluxの全従業員を代表して、私はこの受賞を非常にうれしく思います。飢えと貧困を克服した経験があれば、どんな困難もこえられるのだと確信しました。このような素晴らしい起業家の皆さんの中から私が選ばれたことをたいへん誇りに思います」
アーンスト・アンド・ヤングの戦略的成長市場 のグローバル・バイス・チェアであるマリア・ピネリは次のように述べています。「ワールドEOY史上初の女性受賞者として、ラム氏はアジアおよび世界の起業家、そして女性たちにとって素晴らしいロールモデルとなるでしょう。現在、世界中でより多くの女性起業家が輩出され素晴らしい事業を確立していますが 、ラム氏の受賞は、このトレンドにさらに弾みをつけることになるでしょう。」
アーンスト・アンド・ヤングの会長兼CEOであるジム・ターリーはこう述べています。「私たちがこのEOYを初めて開催してから、今年でちょうど四半世紀が経過しました。最初は1986年、米国のたった一都市での開催でした。この25年間に、経済の成長期であれ停滞期であれ、どのような組織や企業よりも イノベーション(技術革新)や雇用の創出、そして経済の繁栄に貢献してきたのが起業家です。ラム氏はこうした起業家の一員としてのビジョンと強い意志を兼ね備えた、アーンスト・アンド・ヤングのワールドEOY2011の受賞者に極めてふさわしい人物です」
Hyflux グループCEO 兼代表取締役 オリビア・ラム氏について
1989年、オリビア・ラム氏は二人のスタッフと共に資本金15,000米ドルでHyfluxを設立しました。今日同社は、世界一流の水処理会社の一つに名を連ねています。現在は、総収入4億5,000万米ドル、従業員2,300人超を擁する上場企業として、東南アジア、中国、インド、中東、北アフリカで事業およびプロジェクトを展開しています。
Hyfluxは、拡大傾向にある水処理事業において、また主要市場で成長機会を捉えるという点で、戦略的に優位な立場にあります。同社は、革新の精神そして起業家精神によって、水処理膜事業における技術的進歩、アプリケーションの商業化、プロジェクト管理、運営と整備を推し進めています。Hyfluxは、最近、シンガポールの水資源を統括・管理する公益事業庁(PUB) によって、同国で第2番目に建設され、最大の規模となる海水淡水化プラント の「優先入札企業」に選ばれました。
ラム氏のリーダーシップのもと、Hyfluxは環境、教育、企業家精神の育成や地域活動に焦点を当てた多くの企業市民活動のスポンサーとして、これらのプロジェクトを推進してきました。2010年には、Hyfluxは野生生物保護、高齢者介護、リハビリや知識・技能開発のための資金集めを目的としたイベントに貢献しました。また、同社は、中国青海省やハイチの震災救援活動の一環として携帯型ろ過膜を提供しました。アルジェリアの同社スタッフが「ビーチ・クリーニング・デー」を開催したほか、シンガポールの従業員は恵まれない環境で育った青少年を励ます活動としてクリスマスの昼食会を催しています。
元シンガポール国会議員であるラム氏は、さまざまな組織の委員会に参加しています。同氏はシンガポール・天津経済貿易評議会、シンガポール・江蘇州提携評議会のメンバーで、CSR(企業の社会的責任)に関するシンガポール協定議長も務めています。www.hyflux.com