ニュースリリース

2009年6月1日

「ワールドEOY 2009」受賞者決定

起業家表彰制度 EY Entrepreneur Of The Year 2009 Japan

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EY Japan

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2009年の世界ナンバーワンの起業家が決定
フーヤオガラス(中国)のツァオ・ダーワン氏が『World Entrepreneur Of The Year 2009』を受賞

新日本有限責任監査法人が実施する起業家表彰制度「アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー(Entrepreneur of the Year、以下EOY)」の世界大会である『ワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー(ワールドEOY)2009』(アーンスト・アンド・ヤング主催)が2009年5月28日からモンテカルロ(モナコ公国)で開催され、530日(現地時間)、41カ国43※1EOY代表の中から、世界ナンバーワン起業家としてフーヤオガラス(Fuyao Glass Industry Group)のツァオ・ダーワン(Cao Dewang)氏がワールドEOY2009 "World Entrepreneur Of The Year"を受賞しました。

※1) ポーランドとトルコについては、共同経営者として1カ国から2人が参加。

1987年に福建省の福州で設立されたフーヤオガラスは、中国の自動車用ガラス製造の最大手企業であり、中国国内市場シェアの半数以上を占めています。

また、アウディ、ヒュンダイ、ボルボ、フォードなどの世界的な自動車メーカーに対してOEM供給を行っています。

"World Entrepreneur Of The Year"
受賞に歓喜する
フーヤオガラスのツァオ・ダーワン氏

スウェーデンのJCEグループの会長でワールドEOYの審査委員長であるJ・クリスター・エリクソン氏は次のようにコメントしています。

「ツァオ氏の成功は自動車用ガラスの分野だけにとどまりません。フーヤオガラスは中国の自動車産業の領域において国内および海外向けの両方で大きく躍進しただけではなく、福建省福清市において同社の企業再編を通じ最初の株式会社となった企業の一つであり、中国において社外取締役制度の導入を最初に実施した企業の一つに数えられるなど、コーポレートガバナンス(企業統治)の先駆者でもあります。今年度の選考は非常に難しいものとなりましたが、これらの要因によりツァオ氏を選出しました。」

ツァオ氏は次のように受賞のコメントをしています。 「数多くの才能ある起業家の中からワールドEOYを受賞したのは大変光栄です。この受賞は私個人だけのものではなく、フーヤオガラスの1万人の従業員、そして中国のものでもあります」

アーンスト・アンド・ヤングの戦略成長市場を統括するグローバル・ヴァイス・チェアマン(副会長)であるグレッグ・エリックセン氏は以下のようにコメントしています。
「中国農村部の貧しい家庭で生まれ育ったツァオ氏はまさしく"無一文から大金持ちになった人の物語"の実話版です。彼は国際舞台に突如として現れた新興市場を基盤とする新しいタイプの起業家の非常によい一例となる方です。」

アーンスト・アンド・ヤングの会長兼CEOであるジェームス S.ターリー氏は以下のようにコメントしています。
「起業家と彼らが達成する偉業は、国際経済の真のけん引役となります。彼らのビジョン、リーダーシップ、決断および勤勉実直さは、アーンスト・アンド・ヤングのすべてのメンバーを奮い立たせるものです。ツァオ氏の長いビジネスキャリアは一貫して起業家魂を具現化したものであり、"World Entrepreneur Of The Year 2009"の称号にふさわしいといえます。」

ツァオ・ダーワン氏およびフーヤオガラスについて

ツァオ・ダーワン氏は貧しい環境からスタートして中国で最も成功した起業家の一人になりました。同氏は16歳の時に刻みタバコの行商で初めて起業しました。その後、農業、調理師、果物販売などを経て、1976年に福建省高山のガラス工場でマーチャンダイザーとしてのキャリアをスタートさせました。1983年にこの工場は損失を出しましたが、当時の政府はこの工場の業績回復のための施策を取りませんでした。そこで、同氏がこの工場の経営権の引き継ぎを求められ、わずか数年で利益を出すまで回復させました。

ツァオ氏は1987年に自動車用安全ガラスと工業用ガラスの生産に特化したフーヤオグループを設立しました。1993年には中国国内のガラス産業分野としては初となる上海株式市場への上場を果たしました。

同グループは1万人以上の従業員を擁しており、福建省、長春、重慶、上海、広州および北京にガラス生産拠点を、福清、吉林省、内モンゴルおよび海南島に近代的なフロートガラス生産拠点を有しています。世界各国に完全な販売ネットワークを構築しており、アメリカ、日本、韓国、オーストラリア、ロシアおよびドイツには営業所を開設しています。同グループの2008年度の収入は約6億ユーロです。

今日、ツァオ氏は、中国において慈善家としてもよく知られています。2008年に発生した四川大地震の際の救援活動として約1500万ユーロを個人寄付しました。今年度はフーヤオガラスにおける彼の利益等の60%(およそ3億ユーロ)を新たに設立する慈善基金として寄付すると発表しています。これは中国の起業家による最大の慈善基金の一つです。

詳しくは、次のWebサイトをご覧ください。www.fuyaogroup.com.

ワールドEOYとは

ワールドEOYは、アントレプレナーの輩出をグローバルに支援するプログラムです。2001年より、毎年開催され、世界各国でEOY代表に選出された受賞者が参加し、その努力と功績が称えられます。
さらに、参加起業家の中から"The best of best"として、その年の世界ナンバーワンの起業家"World Entrepreneur Of The Year"受賞者が選出、表彰される国際的なイベントとなっています。

アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー(EOY)とは

アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー(EOY)とは、活躍する起業家の姿をロールモデルとして紹介し、後に続くアントレプレナーの輩出を支援するため、1986年にアーンスト・アンド・ヤングによって創設された起業家表彰制度です。現在、世界43カ国で実施されています(2009年は約50カ国が参加予定)。
日本においては、EOY Japanとして、日本のアントレプレナーを国際的なステージに輩出する唯一の起業家表彰制度として、2001年より実施しており、本年で9年目を迎えます。
EOY Japanは、アントレプレナーシップのロールモデル選出に取り組むとともに、本プログラムを通じ、世界に進出する起業家の支援、起業家コミュニティの形成など、次代を担う起業家のサポートを推進してまいります。
なお、本年も4月22日より「EOY Japan 2009」の一般公募を開始しております。

歴代ワールドEOY受賞者

2008年 ジャン・ポール・クローゼル氏 (アクテリオン ファーマシューティカルズ / スイス)
2007年 ギー・ラリベーテ氏 (シルク・ドゥ・ソレイユ / カナダ)
2006年 ビル・リンチ氏 (インペリアル・ホールディングス / 南アフリカ)
2005年 ウェイン・ハイゼンガ氏 (ハイゼンガ・ホールディング / アメリカ)
2004年 トニー・タン・カクティオン氏 (ジョリビー・フード・コーポレーション / フィリピン)
2003年 ナラヤナ・ムルティ氏 (インフォシス・テクノロジーズ / インド)
2002年 ステファン・ヴィールズマイヤー氏 (ブレイン・ラボ / ドイツ)
2001年 パオロ・デラ・ポルタ氏 (サエズ・ゲッターズ / イタリア)

※この発表資料は2009年5⽉31⽇にモンテカルロ(モナコ公国)でアーンスト・アンド・ヤングが発表したものの翻訳版になります。

「EOY Japan 2009」に関するお問い合わせ

新日本有限責任監査法人 EOY運営事務局

Tel 03-3503-1004   Fax: 03-3503-1532


報道関係のお問い合わせ 

EY Japan BMC (Brand, Marketing and Communications)

Tel 03 3503 1037