「支出を増加」セグメントは、主に18~44歳で、パンデミックの影響を最も懸念している人たちです。それにもかかわらず、以前より買い物の回数を減らしたと回答したのは40%にとどまっています。42%が購入する商品が大きく変化したと回答、46%はブランドが重要な購買基準になったと回答しています。
Indexによれば、「大幅に節約」セグメントはさらに大きな変化を示しています。このセグメントに属する消費者は、主に45歳以上で、雇用の面で最も大きな影響を受けています。ほぼ4分の1が、恒久的または一時的に仕事ができない状態となっています。78%が買い物の回数が減ったと回答、64%は必需品のみを購入していると回答しています。「支出を増加」セグメントとは対照的に、このセグメントに属する消費者の33%が、もはやブランドは重要な購買基準でないとの見解を示しています。
Indexでは、これらの新しいセグメントの状況を追跡し、現在の差し迫った危機が新たな段階に進む中、他に新しいセグメントが登場するのか否かに注目しています。
今後の見通しは? 変化を追う
パンデミックによる直接的な影響を乗り切った後、すぐに以前の習慣を取り戻せると考えている消費者は少数派です。人生の過程で他のさまざまなショックに遭遇した時と同様に、誰もが立ち止まって物事を深く考えている状態です。Indexは、こうした観察結果を裏付けています。
危機が過ぎ去ったと感じたら、どのように行動するかを消費者に尋ねました。実際にどういう行動を取るかを示すものではありませんが、未来に関する期待の変化を追う手がかりになります。
下のグラフは、危機が弱まるにつれて、私たちが特定した4つのセグメントが、性質の全く異なる5つのセグメントに変化する可能性を示しています。例えば、現時点では、時間が経過するにつれて「買いだめ」セグメントに属する消費者の大部分が、「質素な生活」および「選択して贅沢」という2つの新しいセグメントに移行すると示唆されています。